音楽鑑賞 「ジャズ考」

♬音楽鑑賞♬  「ジャズ考」
ジャズは、クラシック音楽と比べて、音楽構成・構造の位相で至極シンプルであること、また身体的・本能的であることによって、大衆に共感され理解される音楽だという点で、<通俗的>と蔑視されることがある。

だが、<大衆音楽>とは言ってもいいが、それは<通俗>とは異なると考えなければいけない。
つまり、身体的・本能的ではあっても、決して<反知性的>ではないという事だ。
換言すれば、知性を最高度にもった人の耳と魂に空虚な音楽、低俗な音楽として聴こえるのではなく、耳と魂を強く揺さぶる音楽として聴こえるのだ。

たとえば知識人の場合、音楽的要素を数多取り込んで構築された難解なベートーヴェンの「大フーガ」のような音楽を鑑賞する音楽的感性に恵まれているとは言い難い知識人においても、その音楽の単純性によって、ジャズは<わかる>---音楽として形を作るーーーのだ。

繰り返すが、だから<通俗的>な音楽として蔑視されていいということでは、決してない。
純粋に音楽の要素でみたとしても、その旋律の展開の仕方など、一般のクラシック音楽の楽曲に比べて、些かも引けを取るものではないと、私は考えるし、そう聴こえるのである。

蓋し、ホロヴィッツのスカルラッティも、オスカー・ピーターソンの楽曲も、共に、楽しめる音楽として、互いに認め合い、聴いたほうが得というものだ。共に、人生を豊かにしてくれるのだから。

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